音協shop annex

アイテム詳細

池田 晶子

毎日新聞社

グループ:Book

ランキング:8346

価格:¥ 1,575

ポイント:15 pt

発売日:2008-11-08

通常24時間以内に発送

このページのURLは
http://www.t-onkyo.com/asin/Books/4620319155/

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

残酷人生論

暮らしの哲学

リマーク 1997-2007

睥睨するヘーゲル

ロゴスに訊け

カスタマーレビュー

愉快だ!  (2008-12-31)
特に第1章にはこの人一流の言葉の力が漲っている。
しっかりとシンクロしました。どの読者にも負けない(つもりの)力で^^。
この関係性から立ち上がる現象こそ愉快だ!

答は『詩』・・・イワン・カラマーゾフの悩み  (2008-11-29)
第1章 過去の宗教、哲学の批評
第2章 人生相談
第3章 哲学的エッセイ     
という構成なっていますが、私は第1章、特に各宗教の思想の批評に驚きました。
仏陀、老子、孔子、キリスト等が対象ですが、上から目線の批評のようにも感じます。
まさに『釈迦に説法』というスタンスのようです。(語義は違いますが)

私は読んでいるうちにドストエフスキーがイワン・カラマーゾフ(=大審問官)の口を借り
放った問いかけを思い出しました。

すなわち、「宗教から、奇蹟と、神秘と、権威を取り除き、残された論理は本当に絶対真理
といえるのか。」という問題です。

池田氏は、宗教について考察する際、慎重に、「奇蹟」「神秘」「権威」を取り除き、
論理だけで筆を進めています。今まで私が読んできた宗教の解説者は、全て下から目線
(=敬虔な信者としての立場)のものでしたので、非常に衝撃を受けました。

さて、宗教から「奇跡」「神秘」「権威」を取り除くと何が残るのでしょうか。
私にはあまりにも恐ろしい答なのでレビュー本文には書けませんでした。
池田氏の答を、今一度、本レビューの題名にてお確かめ下さい。
実はこの答は、イワン・カラマーゾフ自身が気づいていたものに他ならないのですが・・・・

ソフィーの世界を超えた名著  (2008-11-18)
将棋の17世永世名人の谷川さんの名言に「(どうしたら強くなれますか)と聞かれて、ちゃんとこたえると、質問者は満足しない。で、解ったんだけど、質問者は(どうしたら努力しないで強くなれますか)ってことを聞きたいらしい。そんな方法はありませんよ」と彼は笑います。彼のことばは、真実です。
しかし、入門書作家は、この真実の壁を越える課題を背負っている。
この壁を越えたと評されたのがソフィーの世界だが、西洋に偏っていて、しかもかなり厚い。
それを、わが国の入門書の大家は、最後の仕事として仕上げていた。
釈迦にはじまり老子も孔子もイエスも5頁。それも、小さな本に大きな字でスカスカの5頁。
名を挙げておく。
荘子、ソクラテス、プラトン、ピュタゴラス、ヘラクレイトス、エピクロス、デカルト、パスカル、スピノザ、カント、ヘーゲル、キルケゴール、ショーペンハウアー、ニーチェ、マルクス、シュナイター、フロイト、ユング、ハイデガー、ヴィトゲンシュタイン、西田幾太郎、臨済、空海、道元、親鸞、一休。
これら先哲を厚さ1cmと1mmの中に見事に詰め込んで見せた。
壮挙である。
本は後に人生相談、モノローグの小文が続き、クールダウンするにはいい構成になっている。

考えるとは本質に対する洞察。  (2008-11-16)
私の存在の意味は、生命が問いを私に投げかけてきたことにある。あるいは、逆に、私自身が世界に向かって投げつけられた問いそのものなのだ。
ユングのこの言葉を池田さんは引用するが、引用しつつ、自らの態度の表明でもある、と思われたのではないだろうか。科学、で把握される宇宙ではない、”弁証法として直感される心理学的宇宙”の存在を、”「個人」”で個人性を超えて、問い続けた姿勢。第1回わたくし、つまりNobody賞の受賞スピーチで、川上未映子氏は、池田さんのことを評して、「考えることによって、考えずに与えられて鵜呑みにしてきた言葉とか、意味とか、価値観とかに、言葉によってちゃんと向き合えるかもしれない。池田さんは、それを言葉でずっと示してこられた方だと思うのです。」と語った。池田さんのぶれない姿を再確認できる1冊。人生相談で炸裂する本音の池田節、”きっちり筋を通したあとは、実にすっきりしますね””ほとんど孤高の状態でしたよ”には、思わず泣き笑い。あるいは泣き苦笑。さまざまな池田さんが味わえる必読の1冊である。

Special Menu

Category Menu